東京地方裁判所の不当判決を糾弾する!

第2次ヤスクニ無断合祀撤廃訴訟判決に対する声明

東京地方裁判所の不当判決を糾弾する。

(太平洋戦争被害者補償推進協議会、民族問題研究所)190528

本日、東京地方裁判所は、日本帝国主義に動員され太平洋戦争で死亡した
韓国人軍人・軍属の遺族たちが靖国神社と日本政府に対し提訴した無断合祀
撤廃訴訟において、原告の請求を棄却した。
私たちは、日本の裁判所の下した不当な判決を強く糾弾すると共に、怒りを
禁じえない。
また、解放74年が過ぎた今日まで、日本帝国主義が起こした戦争で無念にも
死んでいった犠牲者たちが、侵略神社ヤスクニに戦争犯罪者らと共に合祀
されている、という事実を全く認めることはできない。

1945年8月植民地朝鮮は解放されたが、日帝によって軍人・軍属として連行された
数多くの朝鮮人は戻って来ることが出来なかった。
連行されて行った人が戻ってくるのをひたすら待っていた韓国の多くの遺族たちが、
未だに家族の生死に対する状況さえ聞けずにいる。
しかし、1959年から日本政府と靖国神社は、韓国の遺族たちに知らせることもせずに
「植民地朝鮮人」たちを靖国神社の軍神として合祀してきた。
2006年11月、日本の厚生労働省は、1959年から1976年まで6次にわたり無断合祀した
韓国人死亡者は、2万1000人余名であると、明らかにした。
1990年代末に入って初めて靖国神社の無断合祀の事実を知ることとなった韓国の
遺族たちは、侵略神社ヤスクニから、父・夫・兄の名前を削除することを要求し、
粘り強く闘ってきた。
今回の判決は、2001年6月の在韓軍人軍属訴訟、2007年2月の第1次合祀撤回訴訟に
引き続き、2013年10月に韓国人遺族27人が合祀撤廃を要求して提訴した第2次訴訟に
対する1審判決である。
日本の侵略戦争に父を奪われて、父の顔さえ記憶しておらず、一度も「お父さん!」と
呼ぶことができなかった原告たちは、日本の法廷で加害者たちの戦争犯罪を厳しく
問い質し、「民族的人格権」と「平和的生存権」の侵害に対して、痛恨の気持ちで
侵略神社ヤスクニから父の名前を取り消すよう要求した。
しかし、本日、東京地方裁判所は、このような原告の正当な要求を無視したまま、
またもや不当な判決を下した。
日本の司法までも、侵略戦争と植民地支配の過ちを認めず戦争国家に回帰しようと
しているアベ政権と、歴史認識を共有していると言わざるを得ない。
私たちは直ちに控訴するとともに、韓国人被害者たちが受けている人権侵害を回復
するために、国連人権機構など国際社会に訴えていくつもりである。
被害者たちは、侵略戦争と日本軍国主義の象徴である靖国神社が、家族の名前を
使って、その名誉と尊厳を踏みにじっている現状を受け入れることはできない。
靖国神社と日本政府の無断合祀によって、遺族たちの被害は今もなお続いている
のである。
私たちは、これまで人類が発見し育ててきた普遍的人権の価値を毀損しているこの
問題を解決するための闘いを決してやめることはない。

2019年5月28日
太平洋戦争被害者補償推進協議会、民族問題研究所

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