「遺骨を焼くな」厚労省・外務省意見交換会を開催
「遺骨の選別に科学者を入れよ」「遺骨を焼くな」
厚労省・外務省意見交換会を開催
(在韓軍人軍属裁判の要求実現を支援する会・戦没者遺骨を家族の元へ連絡会 古川)
昨年、厚労省によるロシア人遺骨、フィリピン人の遺骨の持ち帰りや、
鑑定結果の隠蔽など、杜撰ででたらめな戦没者遺骨の扱いが大きく
報道されました。
遺族の思いを踏みにじる厚労省の対応に強い憤りを覚える中、1月21日に、
近藤議員を介し
ガマフヤーと共催で「戦没者の遺骨に関する厚労省・外務省との意見交換」
を衆院議員会館で開催しました。
今回のテーマは、「遺骨の選別に科学者を入れよ」「遺骨を焼くな」の2点。
太平洋戦争の激戦地タラワ島では4,800人中、朝鮮人戦死者は1,200人。
米軍(DPAA:戦争捕虜行方不明者捜索局)主導で韓国、日本3国で74体の
遺骨を共同鑑定し、「韓国で150片の遺骨を持ち帰って、184名の遺族から
DNA鑑定、安定同位体検査を行い、
韓国人遺族DNAと一致した」と報道がされました。
大切なことはアメリカも韓国も遺骨を法医学者・科学者が扱い、将来の
技術進歩に向けて決して焼骨しないという点です。

意見交換会は厚労省と外務省の回答に対し、事務局や会場から白熱した
意見のやりとりが行われました。
「沖縄遺骨の鑑定状況説明を。DPAAのような研究組織を作るべき」
に対して厚労省は、134人の申請があり、4月以降にDNAを抽出後、
遺族データと照合作業を行う。
慰霊塔が17基あり実施予定で、鑑定迅速化を方針化している」
「遺骨の選別は事務職員が行う」と回答。
新たな組織については、「調整中」と明確な回答を避けました。
「硫黄島の遺骨は焼骨されたか。遺族は焼骨を望んでいないことを
どう思うか?硫黄島で焼骨された遺骨で韓国朝鮮人ではないという
確認は?」に対して、
「収容遺骨は一万柱で大部分焼骨済み。513の検体が採取。
戦没者数21900中、韓国人が何人いるか把握していない。
日本人でないという蓋然性の高いものは焼かないで、収容は避ける」
と回答。
(モンゴロイドなら焼く)という厚労省に対し、
「厚労委員会で与党からも「焼くのはおかしい」と意見が出ているし、
厚労大臣も安定同位体比検査の有効性を発言しているが、
あなたはどう思っているのか」との質問は
「専門技術チームに委ねたい」とかわしました。
これには沖縄やミャンマーの遺族からも「焼骨はやめてほしい。
するなら全遺族に問うてほしい」との声が上がりました。
「タラワ島の遺骨鑑定での日本人遺族への鑑定の呼びかけ人数と
その結果は?」に対しては、
「DPAAから162検体を受領。2000遺族に案内を送付。300人から
DNA鑑定申請があった。鑑定機関が照合を行う」との回答。

李熙子さんから「遺骨を厚労省の専門家でもない職員がゴミの分別みたいに
選別していることに怒りを感じる」と。
朴南順さんから「ブラウン島で父は亡くなりました。父がいなくて勉強も
できなかったので漢字も読めません。
焼骨しないで、私に返してください」と思いを発言しました。

朴南順さんの発言後、金英丸さんの「靖国には勝手に名簿を送ったんですね」
との質問に厚労省が「送ったのではなく、照会に対して(回答したまで)」
と言うと会場から「それが送ったということなんだ」と声が上がりました。
戦後、現在に至る厚労省の「先代のやり方を踏襲し正当化する」姿勢を
象徴していました。
厚労省を変えるのはなかなか難しいですが、今後も粘り強く取り組んでいきます。
厚労省・外務省意見交換会を開催
(在韓軍人軍属裁判の要求実現を支援する会・戦没者遺骨を家族の元へ連絡会 古川)
昨年、厚労省によるロシア人遺骨、フィリピン人の遺骨の持ち帰りや、
鑑定結果の隠蔽など、杜撰ででたらめな戦没者遺骨の扱いが大きく
報道されました。
遺族の思いを踏みにじる厚労省の対応に強い憤りを覚える中、1月21日に、
近藤議員を介し
ガマフヤーと共催で「戦没者の遺骨に関する厚労省・外務省との意見交換」
を衆院議員会館で開催しました。
今回のテーマは、「遺骨の選別に科学者を入れよ」「遺骨を焼くな」の2点。
太平洋戦争の激戦地タラワ島では4,800人中、朝鮮人戦死者は1,200人。
米軍(DPAA:戦争捕虜行方不明者捜索局)主導で韓国、日本3国で74体の
遺骨を共同鑑定し、「韓国で150片の遺骨を持ち帰って、184名の遺族から
DNA鑑定、安定同位体検査を行い、
韓国人遺族DNAと一致した」と報道がされました。
大切なことはアメリカも韓国も遺骨を法医学者・科学者が扱い、将来の
技術進歩に向けて決して焼骨しないという点です。

意見交換会は厚労省と外務省の回答に対し、事務局や会場から白熱した
意見のやりとりが行われました。
「沖縄遺骨の鑑定状況説明を。DPAAのような研究組織を作るべき」
に対して厚労省は、134人の申請があり、4月以降にDNAを抽出後、
遺族データと照合作業を行う。
慰霊塔が17基あり実施予定で、鑑定迅速化を方針化している」
「遺骨の選別は事務職員が行う」と回答。
新たな組織については、「調整中」と明確な回答を避けました。
「硫黄島の遺骨は焼骨されたか。遺族は焼骨を望んでいないことを
どう思うか?硫黄島で焼骨された遺骨で韓国朝鮮人ではないという
確認は?」に対して、
「収容遺骨は一万柱で大部分焼骨済み。513の検体が採取。
戦没者数21900中、韓国人が何人いるか把握していない。
日本人でないという蓋然性の高いものは焼かないで、収容は避ける」
と回答。
(モンゴロイドなら焼く)という厚労省に対し、
「厚労委員会で与党からも「焼くのはおかしい」と意見が出ているし、
厚労大臣も安定同位体比検査の有効性を発言しているが、
あなたはどう思っているのか」との質問は
「専門技術チームに委ねたい」とかわしました。
これには沖縄やミャンマーの遺族からも「焼骨はやめてほしい。
するなら全遺族に問うてほしい」との声が上がりました。
「タラワ島の遺骨鑑定での日本人遺族への鑑定の呼びかけ人数と
その結果は?」に対しては、
「DPAAから162検体を受領。2000遺族に案内を送付。300人から
DNA鑑定申請があった。鑑定機関が照合を行う」との回答。

李熙子さんから「遺骨を厚労省の専門家でもない職員がゴミの分別みたいに
選別していることに怒りを感じる」と。
朴南順さんから「ブラウン島で父は亡くなりました。父がいなくて勉強も
できなかったので漢字も読めません。
焼骨しないで、私に返してください」と思いを発言しました。

朴南順さんの発言後、金英丸さんの「靖国には勝手に名簿を送ったんですね」
との質問に厚労省が「送ったのではなく、照会に対して(回答したまで)」
と言うと会場から「それが送ったということなんだ」と声が上がりました。
戦後、現在に至る厚労省の「先代のやり方を踏襲し正当化する」姿勢を
象徴していました。
厚労省を変えるのはなかなか難しいですが、今後も粘り強く取り組んでいきます。
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