1・20控訴審第1回口頭弁論の報告

ノー!ハプサ第2次訴訟控訴審第1回口頭弁論の概要

 昨年5月28日の不当判決から8ヶ月。1月20日に控訴審の
第1回口頭弁論が東京高裁101号大法廷で開かれました。
原告の朴南順(パク・ナムスン)さんが判決に続いて
参加されました。
大法廷で行われることになり、裁判所も重要な事件と認識は
していると思われます。
傍聴券が配布され、抽選にはなりませんでしたが、
靖国神社側の傍聴者も含めて多数の傍聴者が参加しました。
 冒頭に意見陳述を行った朴南順さんは、5月28日の一審判決について、
「5年7ヶ月という長い時間がかかった訴訟の判決を、わずか5秒で
読み上げ逃げるように法廷から去っていく裁判官の姿を見て、
私は怒りを抑えることができませんでした。
日本まで来て、戦争被害者として人権の回復を訴えた原告らの声に、
丁寧に耳を傾けるどころか、『忖度判決』を下した、裁判所の誠意のない態度に、
失望を超え怒りを感じました」と批判し、
「私は、父の名前を靖国神社から必ず取り消すつもりです。それだけが、
侵略戦争に連れて行かれ、『犬死』させられた父の悔しさを解きほぐす唯一の
道だからです」と訴えました。

 続いて、弁護団から控訴理由書と準備書面1・2の陳述を行いました。
控訴審で弁護団が強調したのが、韓国人靖国神社無断合祀問題は単なる感情の
問題ではなく違法性の問題であるということです。準備書面2は国際人権法の
観点からこれを展開したものです。また、準備書面1では、豊臣秀吉時代の
朝鮮侵略の際に夫が殺され、日本側将兵を道連れに自害した朱論介
(チュ・ノンゲ)という女性を日本側で勝手に追悼していた問題をめぐる
日韓間の紛争を取り上げ、遺族の意思を無視した無断合祀の問題性を
明らかにしました。
 被告日本国の答弁書は簡単なもので、控訴理由書に対する主張は
次回行うとしました。被告靖国神社の答弁書は5ページに及ぶものでしたが、
山口自衛官合祀訴訟最高裁判決に全面的に寄りかかり、
「控訴人らが合祀に嫌悪感があるとしても、その合祀の状況が、
社会通念上許される限度を超えて控訴人らの人格的利益を侵害するような
ものではない」と開き直るものです。
原判決は植民地支配の事実に一言も触れていません。
父や兄を失った遺族の「人格権」にしっかり向き合って判断するよう
東京高裁には求めたいと思います。

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 第1回口頭弁論ということで、裁判後は一昨年10月30日の大法院判決後の
日韓関係の下での靖国合祀取り消しや遺骨返還など韓国人軍人軍属問題の解決を
求める集会を約50名の参加で開催しました。
原告の朴南順さんから「これからが始まりです」とあいさつがあり、
大口昭彦弁護団長と浅野史生弁護士から控訴審方針・書面の説明が
行われました。
続いて、「強制動員問題解決と過去清算のための共同行動」の矢野さんから
「歴史清算をめぐる動きと日韓市民の課題」について提起していただき、
それを踏まえて、太平洋戦争被害者補償推進協議会の李熙子(イ・ヒジャ)さん
から遺族の立場からの発言を、「戦没者遺骨を家族の元へ」連絡会の上田さん
から戦没者遺骨の返還を政府に迫る闘いの現状報告と21日の対政府交渉の
呼びかけがありました。
 次回は3月24日(火)午前11時から、東京高裁101号法廷です。

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